もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

もへちゃん先生の学級通信はhttps;./.moheblo.comに引っ越しました

中学時代に書かされた連絡帳等の4行日記は、タイムカプセル!

 今、このブログのお引っ越しを考えています。

 せっかく引っ越しするんなら、

「1月」「2月」…

みたいに月ごとのカテゴリーを作ってみたいし、

「文化祭、合唱コンクール」や「体育会」、「人権学習」や「反戦平和学習」なんてカテゴリーも作りたいと思っています。

 

 さて、今回紹介する通信は、以前紹介した通信 ↓

moheji.hatenadiary.jp

 の続編になります。

 カテゴリーとしては…

 何になるんだろう?

 では、1986年6月12日か13日か14日(発行日を書いてませんでした)発行の中2生宛ての学級通信「中央フリーウェイ No.29」を紹介します。

灯は小さくてもいつも暖かい(現実編)

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当時の学級通信の題字。おなじみパラパラ漫画は、何かの芽が出て、少しずつ成長していきます

 6月11日の給食時間のこと、僕は心がしびれてしまった。

 人間が持つ「好き・嫌い」、「損・得」のものさしを超える「善・悪」というものさしを目の前で感じたからです。

 1年5組にとって、分けてくれることは、「好き」でも「得」でもないはずなのに…。

 そこには「そうすることは善いこと」という相手への想いやり、相手のために行動できたという生きた励みがあるネ!

 

記録76

 今日、とってもうれしかった!

 給食のフルーツのこと。

 1の5って、きっととてもいいクラスだと思いました。

 帰りのホームルームの時の先生の話とか聞いて、

「私たちも1の5のようなクラスになりたい!!」

と思いました。

 みんなでがんばれば、できないことはないと思う。

 だから私たち2の1も、1の5みたいなクラスになりたい。

 

記録77

 今日の給食のことですが、1の5の人は本当に親切な人だなぁと感じました。

 自分たちは全然関係ないのに、隣のクラスの給食が少なくなっているのを見て、自分たちのクラスの給食を分けてくれるなんて。

 今日の1の5の恩は、いつかどこかで返さなければなりません。

 1の5だけでなく、他の人が困っていたら助けてあげましょう。

One for all,All for one

(1人はみんなのために、みんなは1人のために)

 

「人間は1人だけでだけで生きてるんじゃない」

と同じように、学校も2の1だけで動いているわけじゃないんだね。

 相手のことを、お互いに思いやる世界というのは、楽しい世界と思うんだ。

 逆に、自分1人の「好き」と「得」ばかり優先する世界は、他人を思いやれなくなり、

「自分を通してくれない、わかってくれない」

と他人を憎らしく思うようになるんだ。

 それがもっとひどくなったら、人に危害(けがやいじめ)を加えることになっていく。

 

記録78

 給食時間のできごと

 先生は、このことをフリーウェイのネタにするつもりでしょう!

 わざとしたことじゃないし、しょうがない。

 しかし、少しは責任を感じてほしい。

 「しょうがないから、わざとじゃないから」

で、なんでもすませるでしょうか?

 1の5はすごいと思います。

 もし1年生がそんなことになったら、あんなこと、してあげられるかしら。

「1年生だから」、「自分たちが悪い」

と2の1のみんなは思うんじゃないかな?

 

 責任、感じてないことはないと思う。

 そして、そのことで、その人をもしみんなで責めたりしたら、やっぱりおかしいね。

 ちょっと極端すぎたけど、でも記録78の人の意見も2の1に今、必要なんだ。

 明るく仲良くなりつつあるけど、なれあいにもなりつつあるんではないかな?

 なれあいになったとき、クラスとしての正常な判断が失われがちになる。

(フリーウェイ13号に少し書いてます…ブログには未発表、そのうち紹介しますね

 それから、学年を越えての思いやり、難しいかもしれないが、

「1の5みたいになりたい」と願う人がいるという点で、きっとできるよ。

 

記録79

 今日の給食のことについて…

 1年5組には本当に感謝しています。

 もし他のクラスが、今日の私たちみたいになったとしたら、私たちは1年5組みたいにできるでしょうか?

 私たちも1年5組のようなクラスになりたいものですね。

 

 願いは同じ。

 誰もが善いことをやってのけた1の5のようになりたいんだ。

 これが2の1のよさだと思う。

 いいと思うことは、どんどん取り入れようとする姿勢を持つのが2年1組

 

つづく

 

 この日の通信は2枚組でした。

 明日、続きを紹介しますね。

 

 このブログを書きながら、すっかり忘れていた当時の記憶が蘇ってきました。

 1986年当時、もへちゃん学級だった子たち(もう「子」ではないですが…笑)で、このブログを読んでくれてる子は、私同様、「あぁ、そんなことあったなぁ」なんて感じるのではないでしょうか。

 文字に残すというのは、こんなふうにタイムカプセル的な役目も果たします。

 もへちゃん組だったあなた、中学時代に書いていた連絡帳とかあったら、読んでみませんか?

 

 あっ、もちろんもへちゃん組ではなくとも、日本の小中学生というのは連絡帳等に「4行日記」みたいなのを書かされたのではないでしょうか?

 「今日は何もなかった」みたいなことしか書いてなかった人は残念ですが、

 毎日、一生懸命書いた人は、小中時代の連絡帳は記憶のタイムカプセルになります。

 本棚等、探してみませんか。

 

 現役中学生でこのブログを読んでくれてるあなた、

4行日記を書く際は、10年後20年後の自分相手に書くといいかもしれません。