もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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PDCA…Plan Do Check Actを班活動に取り入れる!しかし実は…

  1. 学級通信「中央フリーウェイ No.29」…灯は小さくてもいつも暖かい(現実編)

    https://moheji.hatenadiary.jp/entry/manabu/hiwachiisakutemo

  2. 学級通信「中央フリーウェイ No.9」…まとまりのある2の1にするために part1

    https://moheji.hatenadiary.jp/entry/manabu/gakkyusyudanzukuri

  3. 学級通信「中央フリーウェイ No.11」…まとまりのある2の1にするために part2

    https://moheji.hatenadiary.jp/entry/manabu/gakkyusyudanzukuri2

  4. 学級通信「中央フリーウェイ No.13」…まとまりのある2の1にするために part3

    https://moheji.hatenadiary.jp/entry/manabu/gakkyusyudanzukuri3

 このブログのここ数回は、

フリーウェイ No.29の中の1文

明るく仲良くなりつつあるけど、なれあいにもなりつつあるんではないかな?なれあいになったとき、クラスとしての正常な判断が失われがちになる。(フリーウェイ13号に少し書いてますブログには未発表、そのうち紹介しますね

を説明するために、No.9、11、13を紹介してきました。

 やっと説明し終わったと思ったのですが、実はさらに「まとまりのある2の1にするために part4」があるんです。

 この part4は、part2で書いた私からの提案に対しての子どもたちの意見が書かれている通信です。

 その提案とは

  1. 各班で、1日の目標or週の目標を決めてはどうか?
  2. その目標の達成具合を帰りの会or土曜日の帰りの会で評価してみたい。

でした。

 そして提案の後に

この提案についての意見、学計記に書いてくること!

と書きました。

 学級通信と連絡帳を使っての相互通信を仕組んでみたわけです。

 子どもたちはどんなことを書いてきたのでしょう?

 FacebookやLINEなんて無い時代に、こんなアナログな方法で相互通信が可能だったのでしょうか?

 では、学級通信「中央フリーウェイ No.14」(1986年5月10日発行)を紹介します。 

まとまりのある2の1にするために part4

提案1、2(フリーウェイ11号より)についての考え

記録25

 今日のフリーウェイにあった毎日の班の目標についてですが、あれは1週間でやった方がいいと思います。

 それで、土曜日に帰りの会を長くして、その目標を達成したかを各班に発表してもらいたいです。

 

記録26

 1週間ごとの方がいい。

 理由は、目標がその日に守れなかったら次の日がある。

 けれど1日だったら、その日守れなかったら、それを達成するまでに同じ目標をすることになる。

 そして最後はみんなでバッチリできるようにする。

 

記録27

 提案1の「1日の目標を立てる」はとてもいいことだと思う。

 それは各班で毎日してる班もあれば、していない班もあると思う。

 だから1日の目標を立てることにしたら、各班もどんどん動き出していいと思う。

 

記録28

 さて、フリーウェイ11の提案について。

 いい案だと思います。

 だけど、いきなり1日の目標、反省っていうのはちょっと難しいかな。

 それともちょっと難しいかな…ってくらいの方がいいのでしょうか。

 やっぱり1週間の目標と反省の方をやったほうがいいんじゃないかと思います。

 土曜に1週間の反省と、次週の目標を話し合って、発表する…っていうのはいかがですか?

 今、すでにまとまり始めた班は、もちろん班長が班の中をよく見ることができているんだろうし、班ノートなどでも1人ひとりのいろんな気持ちや考えを書いたりできているんだろうと思う。

 

記録29

 フリーウェイ11号に出てた提案についてだけど、

提案1はとてもいいと思います。

 だってその日の目標があれば、みんなやる気が出るかもしれないし、

1週間の目標があれば、班の中で守れなかったり、できなかったりした人がいたら、その班の人全員で注意し、助け合ったりして、今まで男女仲の悪かった班などがまとまっていくかも…。

 提案2は、提案1を評価するんだけど、その評価の内容をいろいろと分けたらいいと思います。

 分け方は

よく守れた…………5

だいたい守れた……4

守れた………………3

少し守れなかった…2

全然守れなかった…1

というふうに分けて、毎週土曜日に先生に提出したらいいと思います。

 私はそう思います。

 だけど、こういうことはみんなの心がけ次第だと、2の1がますます光ってくるかも…。

 

 なんでこんな提案をしたかというと、班をまとまらせたいからです。

 目標がある方が、班の仲間の歩調がそろうんではないか。

 目標を達成しようとする中から、仲間のことを深く理解していくんじゃないかって思うんだ。

 班のまとまりとは、その班が家族みたいに感じれることだと思う。

 

 最近「すごく雰囲気いいな」と思ったことがある。

 それはある班がちょっとした時間を利用してゲームをしていた。

 数字がたて・よこ・ななめにそろうと勝つようなゲームでしたよ。 

 

 学計記(当時つかっていた連絡帳の名前)の「1日日記」のスペースは4行程度でしたから、そんなにたくさん書くことはできません。

 記録25、26、27くらいの分量が、学計記に書かれた記録です。

 記録28、29は班ノート、もしくは学計記に便せんをつけて書いてきた記録です。

 たくさん書いてくれたわけです(^^)

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実際の通信の原稿。班ノートだったか便せんだったのかはわかりませんが、罫線がうっすらと見えます。

 この通信を元に、班長会でどうするかを考えました…たぶん。

 34年も前なので憶えてないのです<(_ _)>

 

 実は、私は班活動において、「目標→評価→改善」のこのとりくみを、ずーっとやってきました。

 今風に言い換えるならばPDCA…Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)ですね。

 長い間、ごく当たり前のように子どもたちにとりくませていました。

 1986年以外のもへちゃん組だった子で、このブログの読者の人は「そうそう、やってた!」と頷いてるに違いありません。

 しかし始まりが、子どもたちからのアイデアだったとは(@_@)

 感謝、感謝です<(_ _)>