時系列に配慮して通信を紹介すべきだった…
と今日も後悔しつつ、今回もこのブログ ↓
の中の
「明るく仲良くなりつつあるけど、なれあいにもなりつつあるんではないかな?なれあいになったとき、クラスとしての正常な判断が失われがちになる。(フリーウェイ13号に少し書いてます…ブログには未発表、そのうち紹介しますね)」
を解説するために
- 学級通信「中央フリーウェイ No.9」…まとまりのある2の1にするために part1(前々回のブログ)
https://moheji.hatenadiary.jp/entry/manabu/gakkyusyudanzukuri
- 学級通信「中央フリーウェイ No.11」…まとまりのある2の1にするために part2(前回のブログ)
https://moheji.hatenadiary.jp/entry/manabu/gakkyusyudanzukuri2
- 学級通信「中央フリーウェイ No.13」…まとまりのある2の1にするために part3(今回のブログ)
の順で、1986年の学級通信「中央フリーウェイ」を紹介しています。
ちなみに今回で紹介する通信が、やっとフリーウェイ13号です\(^^)/
この中では「記録17論争」が繰り広げられます。
「記録17」とは、学級通信「中央フリーウェイ No.9」…まとまりのある2の1にするために part1(前々回のブログ)
https://moheji.hatenadiary.jp/entry/manabu/gakkyusyudanzukuri
の中で書かれた子どもの連絡帳からの1文です。
さあ、厳しく6班を指摘した記録17に対して、子どもたちはどんな意見を書いてきたのでしょうか?
それでは、学級通信「中央フリーウェイ No.13」(1986年5月9日発行)を紹介します。
まとまりのある2の1にするために part3
記録17を読んで
記録22
記録17から感じたこと!
それはやっぱり風紀班の人は、表を見てもわかるように、
悪い…ことは悪いですねー。
私もそう思います。
でも「お手本じゃないけど、そういうふうなことをやってみせないから…」なんかを読んでると、
「お手本を示してくれないとできない」
というふうにも結びついてくるのではないでしょうか?
記録23
フリーウェイ9号を読んで、私は何となく自分がはずかしく感じました。
ほんわかムードにひたっていたところに、ピシャンと何か…雷か何かが目の前に落ちてきたような、そんな感じでした。
そうです。ほんわかムードだけじゃなかったんです。
厳しさ=優しさ
優しさ=勇気
いろんな、おかしいこと、間違っていること…このクラスの中、班活動の中、あるんです。
それは6班だけじゃないと思います。
記録24
記録17を見て
私もそのとーりだと思います!
特に服装検査については…それは班によって調べ方が全然別
A班では「このくらいはいい」としても、F班ではダメ
とか、そんなのが多いと思います。
風紀班の人が違反が多いのに、私たちに守れとか、そんなの勝手
仲良しだから見逃してあげる
この人、恐いから見逃してあげる
そんなの絶対頭にくる。
先生はどう思います?
記録17論争が学計記を通して先生に入ってきています。
それぞれの意見に耳を傾けているけど、すばらしいことは、フリーウェイ9号の前半に書いていることが少しずつ実行でき始めたこと。
それは「おかしいことを見逃さずに注意する」との実行です。
そしてもっとすばらしいことは、フリーウェイ9号が出た次の日の6班の班長の◯◯くんの
「がんばります」の一言。
厳しい忠告だった記録17は、単なる攻撃の記録とならず、6班成長のためのちょっとにがい薬になったのです。
それがこの一言に表されています。
記録22、23、24についても6班の問題が前面に出てるけど、本当はクラス全体の問題なのです。
各班は、係面についてのとりくみ、厳しい目で見ていますか?
そして他の班に対して、厳しい目で見てますか?
記録22、23、24を書いた君たちは見れてるネ。
そして記録23にあるように、
厳しさ=優しさ、
優しさ=勇気
なんだ。
先生の独り言
なんで班活動に「厳しさ」がいるんだろう。
仲良しグループでしっかり仕事してもいいのでは?
仲良しなら互いに悩みも打ち明けられるし。
でも、仲良しグループは、クラスで何かを決めようとしたとき、グループの誰かが反対するとグループの人たちも簡単に1人の意見に合わせたり、力の強いグループの言うとおりに決定してしまうような不合理(おかしなこと)な状況になり、「力」に負けた弱い人間が育ってしまう。
これは大問題だ。
記録17の6班への厳しい指摘…担任としてとてもありがたい記録です。
私が指摘する代わりに、子どもの言葉を使わせてもらった…というのが真相ですね、たぶん…。
都合が悪いからか、記憶に残っておりません(^^;)
しかしその厳しい指摘に対して、次の日、6班の班長が「がんばります」と宣言してくれました。
「班活動を通しての学級集団作り」を理屈でしかわかってない当時のもへちゃんにとって、6班の班長さんの言動が救いでした。
当時のもへちゃん先生をただ1つほめるとするならば、この6班の班長さんの言葉をすぐに通信に書いたことです。
連絡帳等と学級通信を使えば、このように子どもたちの意見交換の場を作ることができます。
そして、できるだけたくさん発行していると、伝えるべき時にタイムリーで子どもの意見を伝えることができます。
今も昔も子どもから救われてます<(_ _)>
でもなぁ、通信をできるだけたくさん発行することが難しくなっている現場の忙しさ。
なんとかなりませんかねぇ(T_T)