もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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収穫の秋、学校で収穫したサツマイモを◯◯◯イモにしてみよう

 もへちゃん先生のプチDIYシリーズ第3弾は、「サツマイモを◯◯◯イモにする」です。

 ◯◯◯には漢字2文字、ひらがな1文字が入ります。何を作るかわかりますか?

 今回は簡単かな?(笑)

 

 子どもたちとサツマイモ栽培に挑戦したのはわずか2年です。

 1年目はベランダで、さつまいもとゴーヤに挑戦しました。プランターや土の袋栽培です。ゴーヤはけっこう収穫できて、帰りの会で欲しい人にお土産として渡しましたが、サツマイモは思い描いた程たくさん収穫はできませんでした(T_T)

 昔、家庭訪問で家庭菜園の話になり、「生ゴミを根元に置いておくと大きなイチゴができた」と聞いたことがありました。そのことを思い出した私は、実験用に1つの土の袋栽培に給食で出た生ゴミを入れ続けてみました。生ゴミは当然のように腐りました。「よしよし腐った後に分解されて養分になるに違いない」そう思っていましたが予想は裏切られサツマイモの苗も腐ってしまいました(T_T)

 

 2年目はベランダ栽培をやめ、花壇になりそうな30センチ✕30メートルくらいのプール横の溝の一部(土が入っていて、雑草がところどころ生えていました)の、端っこ2メートル分をいきもの係の子どもたちと開墾してサツマイモとゴーヤを植えました。ゴーヤはこの年もそこそこ収穫できました。サツマイモは…。

 私は「サツマイモはやせた土地でOK」と思っていたのですが、あまりにも養分がなさすぎる土地ではダメだったようで、この年も思い描いていたサツマイモ大量収穫の夢(クラスの人数分、サツマイモが収穫できるという夢)は破れてしまいました。

 それでも獲れたサツマイモを使って何をしたか?

 やっと本題に戻ってきました(笑)

 とりくんだのは石焼きイモです。

 

 「な~んだ」とがっかりしましたね。前回、前々回のブログでは「ヘチマタワシ」や「ひょうたん水筒」作りをしてたから、今回も面白いものを期待させちゃいましたか?

 

 でもよ~く見てください。

 「焼きイモ」ではなく「石焼きイモ」なんです!

 そうです、私たちは学校で、収穫したサツマイモを使って石焼きイモを作りました。

 とりくんだのはたった2年だったので、その年の通信を見直しましたが…な、ないっ(^^;)

 探して探してやっと見つけたのは画像だけでした。

 そこで今回はブログの主旨から少し外れてしまいますが、当時のことを思い出しながら、学校で石焼きイモを作る方法を紹介します。

学校で石焼きイモを作ろう

①イモを洗う
  • イモを収穫した日の帰りの会が終わったら、いきもの係の子らとニヤニヤしながら水道でイモを洗います。他のクラスの子が「なになに?」と聞いてきますが「秘密~」と答えるように指導済みです(^^)
  • 適当なかごにひろげて、ベランダに置いて帰宅です
②まず石だけを焼く
  • 朝の会が終わったら、ベランダに設置ずみのアウトドア用のコンロ(朝早く出勤して準備しました 笑)に、石を入れたダッチオーブン(キャンプ等で用いられる鋳物製の鉄鍋)を置き、火を付けます。
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  • 石はホームセンターで買ってきた庭石用の玉砂利です
  • 1時間ほど焼きます
③イモを焼く
  • 石をかき分けイモを入れます。それほど大きな鍋ではないのでたくさんのイモは入りません。人数分収穫できていたら大変でした(笑)

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  • 40~50分で十分に火が通ります。授業時間が50分なので、ちょうどです。10分休みを利用して第2弾のイモにチェンジ
  • 収穫したのは大きいイモばかりではありません。小さなイモも全部焼きます。大きいイモは割って、小さいイモはそのままで、クラスの人数に行き渡るようにします

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    写真を撮るために石の上にイモを並べてみました

    イモが焼けるいいにおいが漂うので、完璧に秘密にはできませんが「また、もへちゃん先生が変なことやってる」と先生方は見て見ぬふり(^^)。もちろん注意されたら次の年はやめる気ですが、暖かく見守ってくれる学校でよかったです。

④いただきます
  • 給食の時間に、イモ配給。いくつかの種類のサツマイモを作ったのですが、鳴門金時が一番人気でした

 生活ノートや班ノートに焼きイモのこと、書いてあったと思いますが、通信に記録してないので、子どもたちの感想を思い出せません(T_T)

 子どもたちには、「生活ノートや班ノートに、心が動いたことがらを文字に残すことは、記憶を呼び戻すキーワードを残すことだ」と言ってきましたが、今回、ブログで石焼きイモのことを書こうとして通信にしてないことに気づき、自分自身の有言不実行さにがっかりです(T_T)

引っ越しました…収穫の秋、学校で収穫したひょうたんを◯◯にしてみよう

 この記事は、こちら ↓ に引っ越しました。

https://diy.moheblo.com/blog/gourd-water-bottle

 

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この方がジャッキーチェンの師匠役のユエン・シャオィテンさん

 

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形や大きさは様々

 

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柿渋で塗るとこんな色になります

行事「合唱コンクール」、終わった後が大事だと思います③「破れた時こそ!」

 合唱コンクールをはじめ、順位をつける行事では金賞(最優秀賞、1位…)を獲れないことはよくあります。というより、金賞を獲れる方が少ないのかもしれません。(私は、「金賞をよく獲る担任」だと自負していますが(^^))

 自負していても、金賞を獲れなかった年はもちろんあります。

 私のプロフィールにも書いていますが、座右の銘の1つに「信じればかなう」があります。自分の中ではこの言葉の裏バージョンとして「悔しさはバネになる」って言葉も大切にしています。

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 目標を達成できなかったときこそ、「悔しさはバネになる」を伝える絶好の機会だと思っています。

 今回、紹介するのは2006年10月30日、中学2年生の担任をしていて、金賞も銀賞も獲れなかった合唱コンクール直後に発行した学級通信です。

破れたことから学ぶ

記録109

 昨日は「合唱コンクール」でした。

 自分的にはとても良くできていたと思ったんですが、惜しくも金賞、銀賞を逃しました。すごく残念です。練習をあんなにがんばったのに…

 もう2年4組のみんなとは歌えないけど、来年こそはがんばって金賞を獲りたいです。

記録110

 なんかさみしい気分です。

 金賞、とれませんでした。メッチャ残念です。あれだけ練習してきたのに…金賞とりたかった。


 約1ヶ月、取り組み続けた合唱コンクールが終わった。
 ◯◯くんや◯◯さんが書いているように、練習はすごくがんばった。
 僕自身は、ひいき目かもしれないけど、2年の中では4組が一番、練習に真摯に取り組んだと思っている。  ※真摯…まじめで熱心なこと。また、そのさま。

 「小さくまとまるな」僕は練習中にそう言った。
 そして君たちはそれに反応した。

記録111(10/17の記録)

 保護者からの手紙がとてもよかった。 

 あと10日がんばろう☆☆

記録112(10/13の記録)

 だんだん合唱コンが近づいてきてマス。

 私はこのクラスで優勝したいし、1回だけでも優勝したいです!!

 だから、練習のトキも緊張感を忘れずにしたら、少しでも本番でちゃんと歌えるかなぁと思いました。

 だから実行したいと思います。

記録113(10/23の記録)

 合唱練習で一生懸命歌った。とても気持ちよかった。

 
 練習中、鳥肌が立つほどの歌声を何度か聞いた。
 それを本番のステージで出すため、さらに練習してきた。
 そして「『練習のしすぎ』、『声を出したいとがんばりすぎ』での伸び悩み」というスランプに陥った。

記録114

 2年の前に発表された1年生の合唱、特に1組の「明日に渡れ」には鳥肌が立った!!「1年、レベル高っ!」と思った。しかもトップバッターで!!!

 2年4組が歌い終わり、何かがスッキリしなかったなぁー。

 2年1組の「天馬~」を聞いた時「あ…」と思った。他のクラスも「1組が金賞やない??」って言ってたので、結果発表もドキドキしなかった。

 最初とばしすぎたカナ?? 声が出なくなってしまった。力、入れすぎてしまった。もうしわけないと思う。

 3年の金賞クラスみたいに来年はなりたい!!! 合唱祭、行きたい!!!

 金賞とれんかったけど、このクラスで金賞ねらって練習したことは思い出になったし、本当に2の4で青葉の歌をうたえてよかった!!! たぶんどのクラスがうたうより2の4が一番「青葉」が似合うクラスだと思う。

 スッキリしない何か
 結局、練習ではスランプを克服できないまま、ステージでの本番の一発勝負にかけて…、やっぱりうまくいかなかった。
 それがスッキリしない何かの一つではないだろうか?

 けれど「小さくまとまるのではなく、それぞれが最高の歌声を出し、それをハーモニーにしあげようとした」…その試みの方向は正しい! この方向でスランプを乗り切った先に待っているのが3の4のような合唱だったのだ。

 3の4のあの歌声こそ、僕らが求めた姿だ。

 今回のうちの取り組みで、あの高みに至らなかったのは、当然と言えば当然ではないだろうか。

  • 練習は完璧だったか。
  • 男女間の協力、いや男女と分けることないか、一人ひとりの協力体制は完璧だったか。
  • 意欲は完璧だったか。

 意欲を高めるための学級記録、「がんばればあと3号は出せていた」と僕は自省する。

 まだまだやれることがあった! きみはどうだろう?

 2年生の合唱コンクールは、破れたからこそ学ぶものの多い合唱コンクールとなった。

 

 音楽に疎い私ですので、技術的なふりかえりはできません。できるのは、やはり「悔しさをバネにしよう」、「来年は、あの3年4組みたいな歌声を目指そう」って伝えることぐらいしかできません

 子どもたちに「悔しさを噛みしめ、まだ何かできたのではないか考えよう」と問いかけるうちに、自分自身にも足りなかったことに気づいてしまいました。「がんばればあと3号(学級通信を)出せていた」の部分です。

 そして次の年、私自身もバネにしました(^^)。

 この次の年とは、もへちゃん学級が「20億光年の孤独」で金賞を獲った年。前回、前々回のブログで紹介した年です。

前々回…行事「合唱コンクール」、終わった後が大事だと思います① - もへちゃん先生の学級通信

前回…行事「合唱コンクール」、終わった後が大事だと思います② - もへちゃん先生の学級通信

 『学び合い』の考え方で、合唱コンクールの指導が得意になった私ですが、この頃はまだ『学び合い』に出会ってませんでした。

 それでも私自身は「金賞をよく獲る担任」だと自負していました(^^)。

 どうしていたか?

 

 「口開けろ~」「声出せ~」という根性論にプラスして、学級通信で雰囲気を盛り上げるってやり方をしてました。

 このやり方でも、かなり子どもたちの充実感を引き出すことはできてましたが、『学び合い』に出会い、

  1. 根性論(やっぱりあるんかい!?ってツッコミが聞こえてきそう 笑)
  2. 学級通信で雰囲気up
  3. 『学び合い』の考え方で、合唱指導

 これら3つを組み合わせて、盤石の指導体制を引けるようになりました。

 しかし、振り返ってみれば、この頃『学び合い』の考え方での指導を知りませんでしたが、「来年は、あの3年4組みたいな歌声を目指そう」ってのは、『学び合い』の考え方での合唱指導に近かったんだなぁ。

 まだ『学び合い』の考え方での合唱指導を読まれてない方は合唱指導(必勝法) - もへちゃん先生の学級通信にあります。

引っ越しました…音楽には疎いけれど、合唱の指導には自信ある私が、合唱コンクール直前に指導する内容(20億光年の孤独バージョン)

 この記事は

https://moheblo.com/blog/believe-in-your-friends-and-speak-out/

に引っ越しました。

 

合唱指導(必勝法) - もへちゃん先生の学級通信

20億光年の孤独   谷川俊太郎

人類は小さな球の上で

眠り起き そして働き

ときどき火星に仲間を欲しがったりする
 
火星人は小さな球の上で

何をしてるか 僕は知らない

(或いは ネリリし キルルし ハララしているか)

しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする

それはまったくたしかなことだ

 

万有引力とは

ひき合う孤独の力である
 
宇宙はひずんでいる

それ故みんなはもとめ合う
 
宇宙はどんどん膨らんでゆく

それ故みんなは不安である
 
二十億光年の孤独に

僕は思わずくしゃみをした

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