もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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学級初日に配る通信③…まど みちおさんの詩「さくらのはなびら」バージョン

 土日祝日は、「プチ・精神と時の部屋(臨時休校中の子どもたちに届ける通信)」はお休みして、通常のブログ「過去の通信の紹介」に戻しています。

 そして「学級初日に配る通信」を紹介しています。

 今回はその第3弾です。

 学級通信「道のべ No.1」(1990年4月5日発行)を紹介します。

出会い

さくらのはなびら

              まど みちお

えだを はなれて

ひとひら

 

さくらの はなびらが

じめんに たどりついた

 

いま おわったのだ

そして はじまったのだ

 

ひとつの ことが

さくらに とって

 

いや ちきゅうに とって

うちゅうに とって

 

あたりまえすぎる

ひとつの ことが

 

かけがえのない

ひとつの ことが

  (くまさん まどみちお著 こぐま社刊より)

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よもぎもちもちさんによる写真ACからの写真

 君たちにとって、一生に一度しかない中3時代が、今日始まった。

 そして、その時代をともに歩く仲間と今日出会った。

 いや、出会っただけで「仲間」という言葉を使うべきではない。

 

 1人ひとりの顔が違うように、1人ひとりつらいこと、くやしいことを背負っている。

 

 仲間のいない世界では、

つらいこと、くやしいことを心の奥に無理矢理押し込んで生きていかねばならない。

 お互いがわかりあえず、お互いにつらいこと、くやしいことを増やしてしまう。

 

 そうじゃない世界を3の6では、つくろうじゃないか。

 これは、今の日本に対する挑戦でもある。

 

 お互いを「わかりあう」ことが、その第1歩なんだ。

 君は、隣の人のことをどれだけわかっているか!

 

 私の「学級初日の通信」は文字数が少ないです。

 理由の1つは、一目で読む気の失せる説教くさい通信を、初日から書きたくないからです。

 だんだんと「学級通信を読むのが楽しい」ってなった頃に、説教くさい通信を、感性を揺らす文章で書きます(笑)

 

 もう1つの理由はここ ↓

moheji.hatenadiary.jp

で紹介しましたが、人型の枠の中にクラスの子の名前を書いて、誰と同じクラスになったのかわかるようにしたいので、書くスペースがわずかだからです。

 

 これなら、学年始めの慌ただしい中でも、無理なく書けます。

「継続可能なとりくみ」…これって大事なことだと私は思います。