現在、このブログでは、「お休みしてる子たちへの通信」(=プチ・精神と時の部屋シリーズ)というスタイルでブログを書いています。
でも土・日・祝日くらいは従来のパターン(過去の通信を紹介する)に戻っちゃおうということで、
「学級初日に配る通信」を紹介し始めました。
今回はその第4弾です。
では、学級通信「スバル」 No.1(1988年4月8日発行)を紹介します。
入学おめでとう!
入学おめでとう!
期待と不安に胸ふくらませ、今日の日を待っていた君たち、
今日から君たちは〇〇中学の生徒であり、1の3の仲間である。
中学校で学ぶことはたくさんある。
もちろん教科の勉強もその1つだけど…。
しかし、勉強だけでは、でっかい人間には、なれない。
では、何を学ぶか?
それは『人間になる』ことだ。
「人」という字は「ノ」と「\」に分解できる。
「ノ」と「\」が支えあって「人」という字が成り立っている。
『人間になる』ための第1歩は「支えあう」ことだ。
まずは1の3の仲間として、
お互いを支えあうこと。
お互いを信頼しあうこと。
そうすれば、きっと素晴らしいクラスになるし、君自身がでっかくなれるはず。
僕は、この学級通信「スバル」を通して、その手伝いをしていくつもりだ。
さぁ、1年間、このスバルの絵のように手を取りあって、苦しいときには、もっとしっかりと手をつないで、がんばろうではないか!!
学級通信「スバル」は、私が先生になって4年目に発行した学級通信です。
当時は、まだ学級通信に名前をつけていました。
数年後から、広島の八ッ塚実先生の真似をして「学級記録」になっていきます。
八ッ塚先生のことは、以前書きました。まだ読まれてない方で、興味のある方はこちら ↓ をご覧くださいm(_ _)m
ちなみに「スバル」というのは、プレアデス星団の和名です。
枕草子にも「星はすばる」というのがあるそうです。
古事記や日本書紀にも出てくるほど、日本人には馴染みの星座ということになります。
また、小さな星々が1つにまとまって見えることから
「統ばる(すばる)」「すまる」…「まとまる」「統一する」という意味の言葉もあるようです。
車の会社のスバルも、6つの会社が統合する際に社名を「スバル(6連星)」としたそうです。
私も「まとまる」という願いを込めて、学級通信の名前を「すばる」にしたわけです。
さて、「人という字は…」については、もうみなさんもよくご存じの金八ネタです(笑)
でも1988年当時は、今ほど金八先生の物真似をする方も少なかったように思います。
だから、大真面目に書いているし、子どもたちも真面目に受け取ってくれていました。
いい時代だったなぁ(^^)