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新記事です…合唱曲・歌詞解説シリーズ⑫「名づけられた葉」

今回は新記事です。

 前回同様、中2生を担任していた際、南九州への修学旅行(知覧特攻記念館にも)直前に、学習係の子たちとともに寸劇+朗読劇「きけ 海神(わだつみ)のこえ」を上演しました。

 その劇中歌として歌った曲「名づけられた葉」の歌詞解説です。

 なお、この記事の本文は

https://moheblo.com/blog/the-leaf-which-was-named/

にあります。

www.youtube.com

名づけられた葉


作詞 新川和江、作曲 飯沼信義

ポプラの木には ポプラの葉
何千何万芽をふいて
緑の小さな手をひろげ
いっしんにひらひらさせても
ひとつひとつのてのひらに
載せられる名はみな同じ

わたしも
いちまいの葉にすぎないけれど
あつい血の樹液をもつ
にんげんの歴史の幹から分かれた小枝に
不安げにしがみついた
おさない葉っぱにすぎないけれど
わたしは呼ばれる
わたしだけの名で 朝に夕に

だからわたし 考えなければならない
誰のまねでもない
葉脈の走らせ方を 刻みのいれ方を
せいいっぱい緑をかがやかせて
うつくしく散る法を
名づけられた葉なのだから
考えなければならない
どんなに風がつよくとも