もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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前日受験だった子が語った1分間スピーチ「来週、試験を受けるみんなへ」

 前回、面接練習について書いたので、「面接ネタ」を追加をしようと、通信の束をペラペラめくると…。

 面接ではなかったのですが、私立入試を終えた次の日に「入試を終えて、みんなに伝えたいこと」みたいな感じでしてもらった1分間スピーチのことを書いた通信を見つけました。

 そこで今回は、その学級通信「学級記録 No.86」(1997年1月30日発行)を紹介します。

入試を1つ終えて

記録91

 全然時間がなかった。

 なんかむずかしかった。

 行くときは酔ったし…。

 なんか波瀾万丈って感じだった。

 

記録92

 昨日はぜんぜんできなかった。

 行きがけのバスの運転手さんとずっと話していた。

 あと1週間もないけど、がんばろう。

 

記録93

 昨日、テストがあった。

 かなり難しかった。

 やばいかも。

 

記録94

 試験、難しかったけどがんばった。

 

記録95

 ◯◯高の入試、理科がわかった!

 

 筑後地区の受験が終わった。

 3の6は29人中17人が受けた。

 

記録96(1分間スピーチ・5班より)

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淡路ミミーさんによるイラストACからのイラスト

 筑後地区の入試が終わった。

 みんなで電車に乗って遠くまで行くのは、まるで遠足のようだった。

 しかし、話す内容と言えば勉強のことばかりだった。

 それにしても、1時間近くも電車などに乗っているのは非常に疲れるので、できれば福岡の方に行きたいものだ。

 私立高校はいっぱいお金を持っているので、施設等の心配はしなくてよい。

 が、トイレとか、日頃見ないところがセコかったりするので、十分に気をつけた方がよい。

 試験問題はとても難しい。

 時には、そんなのどうでもよいことが出たりする時がある。

 そんな問題は、遠慮なく捨ててよろしい。

 自分がわからない問題は、他人もわからないのだ。

 あと、あんまり最後までねばって書いていると、非情なる試験官は、書いている途中でも容赦なく解答用紙を奪い去っていくので、ほどほどにした方がよい。

 何にせよ、

雨にも負けず、

満員のバスの振動にも負けず、

ムズかしい試験問題の、

難しさにもビビらなかった人が、

今回のWINNERになるのだ。

 

 水滴は長い年月かけて石に穴をあけることができる。

 私立高校受験を石に例えてみたら、確かに君たちの今日までの努力で穴は開いているだろう、小指程度の大きさの穴が。

 もちろん、そんな大きさでは、身体は通りはしない。

 今のままではちっぽけな穴を見つめながら、絶望にうちひしがれるだけだ。

 

 小さな穴に火薬を押し詰め、爆破するときだ。

 石ごと吹き飛ばしてしまえ。

 5日間という日数で、今までのペースで勉強するのではなく、爆発するほどのイメージで勉強しよう。

 今の君たちにはそれが必要だし、そしてできるんだから。

 生活のすべてを目標突破のために費やしてみよう(10分休みも昼休みも…)

 

 ただし、体調を整えることにも神経を使うこと。

 すでに発熱してる人、のどが痛い人も数人いる。

 その人はまず病気を治そう。

 それ以外の人は、体調と勉強量のバランスをとりながらも、ギリギリの勉強量を確保しよう。

 

 この通信を出した年は、筑後地区の私立受験の約1週間後に福岡地区の私立高校受験がありました。

 筑後地区の私立高校を受験したのはクラスの半分強。

 そして1週間後、福岡地区を受験するのは、クラスのほぼ全員。

 

 筑後地区の受験・生まれて初めて入試で、多くの子が感じたのは

「受験問題って難しい」

「ヤバい」

ってこと。

 そこで早速、通信で発破をかけたわけです。

※発破をかける…激しい言葉をかけたりして奮い立たせる

 「発破」とは「岩石にあなをあけ、火薬を仕掛けて爆破すること」だからピッタリの文章でしょ(^^)

 

 ちなみに、このブログの愛読者の方なら、

「『水滴、穴を穿つ』を越えて、爆破せよ」

という今回の通信の元ネタが、

「詞集 たいまつ(むのたけじ著 評論社刊)」

ってことはもうご存じですね ↓

moheji.hatenadiary.jp