合唱曲「親知らず子知らず」は、もへちゃんが先生時代、子どもたちに歌ってもらいたい合唱曲の1つでした。
残念なことに、歌ってもらうことはなかったのですが、もし歌ってくれたクラスがあったらこんな通信を書いたかなぁ…なんて通信を書いてみました。
本文は、こちら ↓ です。
親知らず子知らず
作詞 山本 和夫 作曲 岩河 三郎
荒磯の岩かげに
苔むした地蔵が
かすむ沖をじっと見つめている
子を呼ぶ母の
子を呼ぶ母の
叫びが聞こえぬか
母を呼ぶ子の
母を呼ぶ子の
すすり泣きが聞こえぬか
旅に病む父親のもとへと
心を急がせた母と子に
北溟の怒濤が グワッと爪を立て
次々に 次々に
次々に 次々に
2つの悲しき命をうばい去ったという
怒濤は何を怒ったか
その怒りを 何ゆえ悲しき母と子に向けたか
子を呼ぶ母の
子を呼ぶ母の
叫びが聞こえぬか
母を呼ぶ子の
母を呼ぶ子の
すすり泣きが聞こえぬか
悲しき人を
さらに哀しみで追い打ちするを
人生というか
悲劇にむかって
悲劇にむかって
いどむ喜劇(もの)を
いどむ喜劇(もの)を
運命の神は憎むか…
かもめは啼きつつとびかい
海をもぐり波をすべる
かもめの歌の悲しさよ
じっと見つめる苔むした地蔵も
夕暮れる
親しらず子しらずの沖も
茫々 夕暮れる・・・
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