もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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「子どもたちにすすめたい歌」シリーズ⑦「トリセツ(西野カナ)」

 昨日のブログに引き続き「時事ネタ」を用いた通信を紹介します。

 西野カナさんがテレビ番組に出ていて、キュンとなったのでメモしていた曲です。いや、訂正しておきます(^^;)。私がキュンとなったからではなく、子どもたちが聞いてキュンとなるだろうなぁと思ったからメモした曲です(^_^;)

 けれど私がキュンとしただけで…いや違った、子どもたちがキュンとなるかもってだけで、その歌詞の通信を書いただけでは芸がありません。ならばどう展開するのか。それは読んでのお楽しみ(^^)

トリセツ

 学年だよりミニ124号で西野カナさんのBe Strongを紹介しましたが、同じテレビ番組で「トリセツ」という歌も歌っていました。

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 「トリセツ」とは「取扱説明書」の略ですね。
 西野さんの「トリセツ」は、女性が自分自身の取り扱いを説明した歌詞で、なんとも素敵な歌です。最近の結婚式でよく歌われるというのも納得です。


トリセツ

この度はこんな私を選んでくれてどうもありがとう

ご使用の前にこの取り扱い説明書を

よく読んでずっと正しく扱ってね

一点物につき返品・交換は受け付けません

ご了承ください

急に不機嫌になることがあります

わけを聞いても答えないくせにほっとくと怒ります

いつもごめんね

でもそんな時は懲りずに

とことん付き合ってあげましょう

定期的に褒めると長持ちします

爪が綺麗とか 小さな変化にも

気づいてあげましょう

ちゃんと見ていて

でも 太ったとか余計なことは

気づかなくていいからね

もしも少し古くなってきて目移りするときは

ふたりが初めて出会ったあの日を思い出してね

これからもどうぞよろしくね

こんな私だけど笑って許してね

ずっと大切にしてね

永久保証の私だから

意外と一輪の花にもキュンとします

なんでもない日のちょっとした

プレゼントが効果的です

センスは大事

でも 短くても下手でも手紙が一番嬉しいものよ

もしも涙に濡れてしまったら

優しく拭き取ってギュッと強く抱きしめて

あなたにしかなおせないから

これからもどうぞよろしくね

こんな私だけど笑ってうなずいて

ずっと大切にしてね

永久保証の私だから

たまには旅行にも連れてって

記念日にはオシャレなディナーを

柄じゃないと言わずカッコよくエスコートして

広い心と深い愛で全部受け止めて

これからもどうぞよろしくね

こんな私だけど笑って許してね

ずっと大切にしてね

永久保証のわたしだから

www.youtube.com

 インターネット上には、男性目線で作った替え歌もありましたが、私としてはいまいちしっくりきませんでした。
 じゃあ自分で、「自分のトリセツ作ってみよう」と考えましたが、なかなか歌詞が思い浮かびません。
 みなさんはどうですか?

あなたは誰?

 さて、哲学の問いに「あなたは誰?」というのがあります。
 私だったらまず「○○○ もへじです」と答えるかなぁ。(実際の通信ではちゃんと本名を書いてます)
 たいていの人もまず名前を答えるのではないでしようか。

 じゃあ、もし自分の名前が別の名前だったら別人になっていたと思いますか?
    私の名前が「○○○ もへゆき」だったら、私は今の私ではなかったのでしょうか?

 名前以外では「男で、○○歳で、○○市に住んでいて、数学の先生をしていて…」

  • 女性だったら…今の私とは違っていたと思います(笑)
  • 年齢が違っていたら…出会った人たちや経験したことが違うだろうから、この場合も今の私とは違っていたと思います
  • ○○市以外のとこに住んでいたら…これは、今の私を変えることにはならないかな。
  • 数学の先生じゃなかったら…う~ん、わかりません。体育の先生にもなりたかったし、社会の先生にもなりたかったし、小学校の先生にもなりたかったし…。
  • 学校の先生をしてなかったら…今でも卒業生と年賀状のやりとりをしていますが、彼らと出会ってなかったら、私は「今の私」ではないと思います。

 そう考えると、今の私を決定づけているのは、どうも「出会った人」や「経験した出来事」かもしれません。
 自分自身のいじめられた経験とか、しょうがいを持っている友人との酒飲みのときのたわいもない話だとか、部落差別と闘っている人と話し込んで「かっこいい」と憧れたこととか、合唱コンクールでクラスが金賞を獲って泣いて喜んでいる生徒たちを見ながら私も涙したこととか、高校のバレー部で尊敬する先輩に出会ったこととか…

 もう一度、問いましょう
 あなたは誰ですか?
 あなたを形作ったことって何ですか?

 それらをしっかり知った上でなら、自分自身の「トリセツ」書けそうですね(^^)

 

 「あなたは誰?」

 この問いに出会ったのは30年近く前、「ソフィーの世界」という哲学の入門書みたいな本です。当時ベストセラーだったので、読んだ方も多いのではないでしょうか。

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 西野カナから哲学に行くとは思わなかったでしょ(^^)

 でも、たまたま西野カナさんのテレビ番組を観て、たまたまソフィーの世界を読んでただけです。そのたまたまの経験がこの通信を形作ったわけです。

 きっと人生に無駄な経験ってないんでしょうねぇ(^^)/