もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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セルフイメージ② もしも生まれ変わっても、また私に生まれたい

 今まで多くの子どもたちに出会いました。中には「自分が嫌い」って子もいました。教育学の言葉で言えば「自己肯定感が低い」という子たちです。そんな子たちに届けばいいなぁと思って書いた通信が、今、心がちょっと元気じゃない自分へのエールのようにも思えます。

 ではお待たせしました。昨日のブログ「セルフイメージ① 困ったときがチャンスです」の続き、始まり始まりぃ

セルフイメージ②

 私はセルフイメージがかなり高いと思っています(^_^)

 けれど私は、元からセルフイメージが高いわけではありません。

セルフイメージ 低 時代

 小学校時代、引っ越した先の学校で、言葉が違うという理由でいじめの対象になった2年間は決定的でした。セルフイメージぼろぼろでした。自信なんて、全くありませんでした。
 ラッキーなことに進学した中学では、他校の小学校から来た人と友だちになり、その人が守ってくれていじめはなくなりました。
 中学ではバスケ部に入りましたが、根性もなかったし、当時はセルフイメージも低いままでしたので、言い訳してすぐサボったり、サボった分、周りの人たちよりできなくなったことが嫌でまたサボりたくなったり…悪循環ですね。結局、2年生になったころに退部しました。
 バスケ部の人たちが北陸大会に出て活躍してることを聞いたりしながら「僕、続けられなかったなぁ」と情けなさを感じてました。ここでもセルフイメージダウンです(T_T)

 私のセルフイメージはいつ高まるのでしょう…(T_T)

セルフイメージ  少しだけup時代

 きっかけは、ずばり「高校入試」でした。
 志望校は、4月に受けたフクト(福岡県有数の受験産業、私が中学生の時もフクトの実力テストを受けてました)の判定で「E」…合格率10%未満ってやつでした。
 中3で福岡に引っ越してきた私は、高校のこともよくわからず、父の会社の人から勧められた高校を志望校にしたのでした。
 当時、まだ珍しかった「塾」にも通いました。やはり父の会社の人から勧められた「すごい塾」。その先生は子どもの力を伸ばすことで有名だったらしいのです。

 そこですごく頑張って実力をアップ…残念ながらそうはなりませんでした。そんなに人生、甘くなかったです。

 「塾に行ってる」という安心感に油断し、勉強にも集中せず、成績はほとんど上がりませんでした。

 夏休みが終わる頃、塾の先生がみんなに「自分で勉強するのが一番力は伸びます。だからみんな『クビ』です。これからは自分で頑張りなさい」と言われました。
 私たちみんなびっくりです。でも本当にみんな辞めさせられました。

 そこで「整理と対策」という参考書を1ページからやり始めました。学年だよりミニ50号で紹介したあれ(「整理と対策」とか『新研究」とか高校受験用の参考書のこと)です(^^)
 「誰かに助けてもらえる」という安心感は一切なく、やるしかない状況でした。
 がむしゃらにやるしかない!そこで始めたのが1日6時間勉強でした。

 それまで本気で勉強してなかった私が、本気で毎日6時間勉強し始めたのです。成績はじわじわ上がり始めました。
 夏季コンクールの判定は「D」
 秋季コンクールの判定は「C」
 冬季コンクールの判定は「B」
 そして私立入試。

 私立は実力的に合格するはずの高校を受けましたが、入試で「アンモニアの化学式を書け」「コーヒーという英単語を書け」等、全く歯が立たない(全く勉強した記憶がなかったから、書けなかった)問題に出会い、びびりまくりました。

 その後、ラッキーなことに私立高校には合格した(ここは本当に運がよかったと思います)ので、公立は「4月にEだった高校」を受けることにしました。
 たくさんの人(もちろん担任からも)から「無理」と言われました。

 私立入試で、全く歯が立たない問題に出会い、勉強の足りなさに恐怖した私は、さらに勉強しまくりました。
 そして3月。

 合格しました!

 「無理」と言ってた人たちが「あんたなら通ると思っとったよ」と言うのを「けっ!」と思いながら「やればできるなぁ」とつくづく思いました。
 私のセルフイメージが、初めてアップした瞬間でした。

 だから私の、初めてのセルフイメージアップは「成功体験」でした。
 私の経験から言わせてもらえば、きっと、成功をお膳立てされた何かで成功したとしても、セルフイメージはアップしません。真剣勝負での成功体験こそが、自分自身のセルフイメージをアップしてくれるのだと思います。

セルフイメージが 中 くらい時代

 高校で入部したバレー部では、中学時代の「僕、続けられなかったなぁ」という後悔をくり返したくありませんでした。だから6人入った新入部員のうち5人が辞めても、私は辞めませんでした。(辞めなかった最大の理由は、先輩たちがすごく素敵だったからですが…)
 3年間やり通したことが、またセルフイメージをアップさせました。

セルフイメージ さらにup!

 そして大学入試!
 1日17時間勉強。最低時の成績402人中399番が、共通一次試験の自己採点17番。
 その結果としての合格!
 セルフイメージ、さらにアップしまくりです(^_^)

甘い言葉にだまされ、セルフイメージ max時代

 大学では「1日1時間程度の練習。楽で楽しいよ~」「練習は週2~3回かな」という甘い言葉にだまされ、少林寺拳法部に入りました。入門式(初練習)の日、主将が「練習は週6日、毎日3時間から4時間」とこわい顔をして言いました。
 20数名いた新入部員は、次の日、半分以下になりました。さらに4年間続けたのは6人だけでした。
 「4年間、辞めずに続けた。きつい練習から逃げ出さなかった」
 これがまたまたセルフイメージアップにつながりました。

 こうやって、セルフイメージがとことん低かったもへちゃんは、天にも届くほどのセルフイメージを手に入れたわけです(笑)

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もしも生まれ変わっても、また私に生まれたい♪

 まとめると、私の場合のセルフイメージアップのきっかけは

  1.  真剣勝負での「成功体験」
  2.  きつい思いから逃げなかったという事実から来る自信

 この2つでしょうか。

 私の座右の銘のうち、次の2つはセルフイメージに関するものです。
  「信じればかなう」
  「努力の上に花が咲く」
 この言葉を受験生であるみなさんに贈ります。

 

 実際に配布した通信には画像は入れてませんでしたが、ブログには「ポケットビスケッツのイエローイエローハッピー」を挿入しました。

 セルフイメージがとことん高い私が、自らのテーマソングと思ってカラオケでよく歌っていた歌です。

 「もしも生まれ変わっても、また私に生まれたい♪」ってフレーズが大好きだったからです。

 今、心が元気とは言えないけれど、生まれ変わったとしてもまた私に生まれたいって思ってます(^^)