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「子どもたちにすすめたい歌」シリーズ③「大声ダイヤモンド(AKB48)」

 「子どもにすすめたい歌」シリーズ②で紹介した通信では「あなたが考える『アオハル(青春)』な歌」を募集しました。次の日、2人の男子生徒がニコニコしながら、「BUMP OF CHIKENのsailing day」と書いた返事の紙をくれました。歌詞を調べ、発行しました。ONE PIECEの主題歌だった曲です。

 ただ、「sailing day」という曲が「私が『子どもたちにすすめたい歌』か?」と言うと、私自身にそこまで思い入れがないので、今回紹介するのはその通信ではありません。

 今回紹介する通信は、体育会前日に出した「AKB48大声ダイヤモンド」について書いた通信です。

 えっ、「BUMP OF CHIKENのsailing day」には思い入れは無いのに、「AKB48大声ダイヤモンド」にはあるのかって?

 それがあるんです。いい歌詞ですよ~。発行した通信を読んでみてください(^^)

大声ダイヤモンド

 明日はいよいよ第○○回体育会。
 後は、今日までの日々の積み重ねを発揮するだけですね。

 そういえば、昨日の2校時の学年種目練習では、たくさん怒られました。
「姿勢にこだわると決めたのは、君たちじゃないのか」
「体操のときに出す声が全力じゃない」
 大丈夫かなぁ…

 私自身は、学生の頃から運動部にも入っていたし、武道もしてたからか、大声を出すということになんの抵抗もありませんでした。むしろ声量に関してはかなり自信を持っていました。だから体育会等で大声を出すことなんて、普通のことだと思っていました。

ある年

 ある年、私のクラスではなかったのですが、他のクラスにあきこさんという生徒がいました。彼女は優しくて、物静かで、どちらかというと運動は苦手な生徒でした。
 彼女はなかなか思いっきり声を出せませんでした。
 「それで全力?まだまだ出るやろ」
 彼女は精一杯出しているつもりらしいのですが、大きいとは言い難い声でした。

 2年後、高校に進学したあきこさんとばったり会いました。
 彼女の進学した高校の野球部はかなり強くて「県大会の応援に全校生徒で行った」とのこと。「野球場でみんなが大声で応援してて、ピンチになって私もみんなも興奮して、今まで出したことがないくらいの声を出しました。のど、枯れるくらいに(^^)。すっごく気持ちよかったです。」嬉しそうにニコニコしながら、話してくれました。

自分を解放する

 「大声を出すということは、自分を解放することにつながる」と聞いたことがあります。
 おとなしい人、まわりの人の顔色が気になる人は、普段から自分を押さえつけ気味です。
 あきこさんは、のどが枯れるほど大声を出す経験をしたことで、押さえつけ気味だった自分を解放する気持ちよさを味わったのです。

 あきこさん同様の人は、君たちの中にもいると思います。
 声が枯れるくらい大声出したら、気持ちいいですよ~。           

 ちなみに医学的にもこのことは立証されています。
 大声を出すと自然と腹式呼吸になり、副交感神経が優位になってリラックスすることができるのだそうです 。

 さて、大声を出せるということは、感情を出せるということです。

 高校時代のあきこさんの話を聞いて、大声を出せるためには、

  • 「感情を出せる場所」(…白熱した野球の試合)や、
  • 「感情を出せる人間関係」(…あきこさんは「中学時代より高校時代は友だちが増えた」と話していました)

が重要なんだということに気付きました。

 明日は体育会。「感情を出せる場」の一つですね。

 もう一つの「感情を出せる人間関係」かどうかは、残念ながらあと1日でどうこうできるものではありません。あなたたちの3年間、いや小学校時代からのつきあいの人もいるでしょうから9年間、どんな絆をつないできたかで決まるのでしょう。

 次の歌はAKB48の初期の歌です。
 体育会とは直接関係はないですが、「僕が僕であるために、衝動に素直になろう」とか「大好きだ 大好きだ 声の限りに叫ぼう」って歌詞が、ストレートに感情を出せる素晴らしさを表しているみたいで好きな歌の一つです。

大声ダイヤモンド

        作詞 秋元康、作曲 井上ヨシマサ
走り出す バス追いかけて
僕は君に伝えたかった
心のもやもやが消えて
大切なものが見えたんだ

こんな簡単な答えが出るのに
何にためらって 見送ったのだろう?
僕が僕であるために
衝動に素直になろう

大好きだ 君が 大好きだ
僕は全力で走る
大好きだ ずっと 大好きだ
声の限りに叫ぼう
大好きだ 君が 大好きだ
息が苦しくなるよ
しまっておけない
大声ダイヤモンド

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 明日は、できることならみんなで声の限りに叫んで、大切なものを見つけられたらいいですね。自分だけではなく、自分の仲良しだけでなく、みんなで…ね。

 今夜は睡眠を十分にとって、体調管理に気を配ってください。
 明日、全力で走り、声の限りに叫べるように!

 

 通信の中に出てきた「あきこさん」は仮名です。通信を出す際は自分自身の経験を書くことでダイナミックで説得力のある文章になりますが、個人のプライバシーには十分な配慮が必要ですもんね。

 でも「あきこさん(仮)」から聞いた話は本当です。

    普段から子どもたちの心を解放させるための「感情を出せる人間関係づくり」についてはがんばっているつもりだったんですが、「あきこさん(仮)」からの話で、「感情を出せる場所」が重要だったってことに気づかされました。

 「背負うた子に教えられる」とは、まさにこのことですね(^^)