今日もまだ気怠いままです(^^;)
頭痛薬をのんで頭痛がすっと無くなるみたいになればいいのですが、心療内科でもらった薬はそんなふうに効いてくれません。
そこで今日も、弱音を吐いてる自分自身に言い聞かせるような通信を選びます。
逃げていい
逃げて怒られるのは人間くらい
ほかの生き物たちは
本能で逃げないと、生きていけないのに
どうして人は
「逃げてはいけない」
なんて答えにたどりついたのだろう
この文は、宮城県の13歳の人が新聞に投書したものです。
この文について知り合いの大学教授(理科教育について教えている人)から教えてもらったことを紹介します。
「逃げる」というのは生物学的には当たり前のことです。
動物園などのサル山では、ボス猿は肥え太り、下位のサルは痩せますが、自然状態ではそんなことは起こりません。
なぜだかわかりますか?
理由は、下位のサルが、群れから逃げられるからです。
「下位のサルが痩せる」という現象は、動物園という逃げられない状況の中だけで起こる「変」な現象です。
動物の世界にイジメはありません。
なぜなら、それによって得することは無く、損する可能性があるからです。
損する例の一つに「窮鼠猫を噛む」ということわざがあります。知ってますか?
弱いものも追い詰められると強いものに反撃することがある
下位のサルは、群れの中でイヤになれば、その群れを出ればいいだけです。
ボス猿は、出て行くサルを追いかけて連れ戻すことは、苦労が多いわりに得することが少ないのでやりません。
結局、下位のサルはもっと別の集団の中で、それなりに過ごしていきます。
下位のサルがどんどん出て行ってしまったら、その群れ自体の力が弱くなります。結果としてボス猿にとっても損になります。
下位のサルにとっても、群れから離れれば損することは確かです。
だから自然状況の中では、サルたちは、ちょっとイヤだからとすぐに出て行くことはしません。
ボス猿と下位のサルたちは、ほどよいバランスの中で群れが成り立っています。
結果として、下位のサルにもそれなりに居心地のいい群れになります。
このようなバランスが生じるには「逃げられる」ことが大事です。
逃げられない状態では、ボス猿のみが肥え太ることになるから、学校も「逃げられる」ようにする必要があるのではないですか?
学校の先生や保護者の立場として本音を言わせてもらえば、何事にも立ち向かう力を持ってほしいとは思います。
けれど、子どもの頃、いじめられていた経験を持つ私にとって、あの時「耐えろ」と言われていたらと思うとぞっとします。
だからでしょうか、知り合いの大学教授の話は私の中にすうっと入っていきました。
今日、学校で廊下にズラーッと貼っている学年だよりミニ(今日で52号くらいかな?)をぼーっと見ていて、今回の「逃げていい」を見つけました。「あ~こんなこと書いたっけ」としげしげと読んで、今の私に向けて書いたかのような錯覚を持ちました(笑)。
通信に出てきた「知り合いの大学教授」というのは『学び合い』を提唱した上越教育大 教職大学院教授の西川 純さんです。最近2~3回、ホンマでっかTVに出られたので、私は録画して、ついでに正座して見ました(「正座」はウソです 笑)。
ブログを書き終わって30分経って気づきました!この通信、一度紹介してました。消そうかなとも思いましたが、今日の記事に⭐️をくださった方もいらっしゃるので、そのままにしておきます。
以後、気をつけます🙇♂️