もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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土日は「プチ・精神と時の部屋」はお休みして、通常のブログ「過去の通信の紹介」に戻します。今回は「私が流行り目になったことを通信にしたら」です

 新型コロナウイルス問題は解決の糸口がまだ見えません。

 中国ではピークが過ぎたようですが、都市封鎖みたいなことは日本ではできないだろうし…。

 100年前のスペインかぜ(インフルエンザ)の時のように、国民のほとんどがかかり、感染が拡大する限界を待たなければならないのでしょうか。

 いや、私は科学の進歩が違う解決法を見いだすに違いないと思っています。

 

 さて、私の大好きなマンガ「ONE PIECE」の31巻に「樹熱」という病気について書いた話があります。

 この話を元にした通信、なかったっけ…

 探してみたけれど、見つけられませんでした。

 明日以降の「プチ・精神と時の部屋」通信(臨時休校中の全国の中学生に宛てて勝手に書いてる通信 笑)で書いてみようかな~。

 

 「樹熱」のことを扱った通信は見つけられませんでしたが、私が流行り目にかかったことをネタにした通信を見つけました。

 そこで今回は「◯◯◯中学校3学年だよりミニ No.83」(2018年9月26日発行)を紹介します。

流行り目(はやりめ)

「最近、体調を崩してお休みする人がちらほらいます」

と学年だよりミニ82号で書いたばかりでしたが、私自身がダウンしてしまいました<(_ _)>
 23日(日)の朝起きると、

  • 目に違和感が…ごろごろするな~
  • 逆さまつげかな?
  • なんとなく充血もしてるよなぁ…。

 この日は目薬を何度かさして、1晩眠れば治るだろうと思っていました。
 次の日、24日(月・代)の朝は、充血・まぶたの腫れは前日よりひどくなっている上に白目の部分がぶにょぶにょに…。

「これはヤバい」

と思い、休日診療している眼科を調べ受診すると「流行り目ですね~」と言われました。

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安さんによるイラストACからのイラスト


「流行り目」というのは「流行性角結膜炎」と言って、学校保健法によってお医者さんから「感染の恐れがないと診断されるまで出校停止」と指定されている病気です。

 それだけうつりやすい病気らしいです。

 昨日、近所の眼科を再度受診して、じっくり診てもらったところ

「結膜ではなく強膜に炎症が起こってますねぇ。これはウイルス性ではないから人にはうつりませんよ」

と言われて出勤している次第です。

 そこで、学校保健法で出校停止と指定されている主な病気を調べてみました。

  • インフルエンザ…発症後5日を経過し、かつ、熱が下がって2日過ぎるまで
  • 百日咳…特有の咳がなくなる、または、5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで
  • 麻疹(はしか)… 熱が下がった後、3日過ぎるまで
  • 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) …耳の下やあごの下などが腫れた日から5日すぎ、かつ、全身状態が良好になるまで
  • 風疹(三日ばしか)… 発疹(皮膚に出る小さいぶつぶつ)が消えるまで
  • 水痘(みずぼうそう)… すべての発疹が、枯れてかさぶたになるまで
  • 咽頭結膜熱(プール熱)… 主要症状が消えた後2日過ぎるまで
  • 結核…お医者さんが感染の恐れがないと認めるまで
  • 髄膜炎・菌性髄膜炎…お医者さんが感染の恐れがないと認めるまで
  • コレラ…お医者さんが感染の恐れがないと認めるまで
  • 流行性角結膜炎…同上
  • 急性出血性結膜炎…同上
  • その他の感染症…同上

 

  な、な、なんとコレラと一緒に流行性角結膜炎が並べられていました。
 コレラという病気は19世紀に最も恐れられていた伝染病の1つです。

 10数万人がこの病気でなくなったそうです。
 21世紀の今、コレラ流行性角結膜炎と並ぶようになったのは医学のめざましい進歩があったからです。
 医学の進歩に携わった人々の熱意と歴史に敬意を表します。

 それと、文章の中に「かつ」と「または」とありました。
 あなたたちが将来、子どもの親になって、我が子がインフルエンザとかにかかったとき、知っておかねばならないことの1つですので書いておきますね。

 

「aかつb」とは
aもbも両方の条件を満たさなければならないってことです。

「aまたはb」とは
aかbのどちらかの条件を満たせばいいってことです。

 

 だから、インフルエンザにかかると、今の法律では、症状が出てから5日過ぎた上に、熱が下がって2日過ぎないと登校できないということになります。
 言い換えると、よく効く薬を飲んで熱が下がっても、5日間は登校できないってことですね。

 数年前まではお医者さんが「熱が下がったら学校に行っていいよ」と言ったりしてました。
 今はほとんど言われなくなりましたが、学校保健法をはじめ、いろいろな法律は改正されるので、そのことを知らないお医者さんから登校を許可された人を「いやいや法律が変わったから、まだ登校できんよ」と帰宅させたこともありました。

 法律なんて身近に関係ないと思っていたら大間違いってことですね。

 

 この通信を出した2018年9月末、生まれて初めて流行り目になって、眼帯をしてしばらく過ごしました。

「アニメなんかで眼帯のキャラは人気だよなぁ」なんて思って、こっそり鏡でセルフチェックしたりしたのですが…(^^)

 片方の目だけで過ごすと、ものすごく使ってる方の目が疲れるということを知りました。

 さらに、50代の私は、目の疲れ→頭痛→肩こりになり、眼科だけでなく整骨院にもお世話になりました。

 体験してみないとわかりませんでした。

 

 さて、ONE PIECEの樹熱の話にはまったく触れてませんが、通信中の

コレラ流行性角結膜炎と並ぶようになったのは医学のめざましい進歩があったからです。
医学の進歩に携わった人々の熱意と歴史に敬意を表します。

の部分の私の思いは、ONE PIECEの樹熱の話から学んだものでした(^^)

 どんな話かというと…

 やっぱり今週の「プチ・精神と時の部屋」通信で書きますね~。

 お楽しみに~(^^)/