「雨だれ、石を穿つ」は「継続は力なり」を表す素敵な言葉です。
が、人によって努力の量が違います。
どういうことかというと、それまであまり勉強した経験が無い子にとっては1日1~2時間の勉強を継続できていたら、その子は満足してしまうかもしれません。
でもそれじゃ足りないと私は思っています。だから「雨だれ」とは違うもののイメージを、秋以降くらいからは、受験生には持たせてやりたいのです。
そのことについて中3生に書いた2018年1月11日の通信を紹介します。
雨でないもの
3学年だよりミニ13号で「残りの日々がわずかになった今こそ、雨ではないものが必要だ。」と書いた。では「雨でないもの」、「火薬」に相当するものとはいったい何だろう。
僕は「勉強をやってやってやりまくること」だと思っている。今までの君の人生の中で最も頑張るのが今の時期であるべきだ。
僕自身が中3生だった頃、この時期は毎日6時間、勉強していた。中3の秋まで真剣に受験勉強にとりくまなかった僕にとって、それでも間に合うかどうかわからなかったけれど…。
結局、僕は志望校に合格できた。その経験を、過去、中3生を担任した時の生徒たちには伝えてきた。
「6時間くらいやるのが受験勉強だ。そして睡眠時間も6時間とれ。インフルエンザや風邪といった感染症にかからないために睡眠時間は必要だ。」
Aさんという生徒がいた。見事に志望校合格を勝ち取った生徒だ。Aさんの勉強時間は月に200時間を越えていた。
6時間✕30日=180時間だから「200時間を越えるなんて」とびっくりした。
僕自身の経験では、1日6時間以上するためには睡眠時間を削らなければならない。Aさんが月に200時間を越えたってことは、睡眠時間を削ったに違いないと思った。
そこで
「A、おまえ、かなり無理したろう?」
と聞くと彼はニヤリと笑いながらこう答えた。
「ちゃんと6時間、睡眠時間、とったよ。でも先生、土日があるやん」
Aさんだけでなく、月に200時間を越える人たちは全体の1/3くらいいた。その人たちのほとんどは志望校に通った。
一方、Bさんという人は、23時頃には寝て7時に起きるというそれまでのペースを崩すことはしなかった。「睡眠時間を削るとボーッとなるから」と言っていた。しかし彼女も志望校に通った。それはなぜか?
ああ、もう紙面がない。次号のお楽しみですな(笑)
前回のブログで紹介した通信も今回の通信もB5片面サイズの通信でした。
なので、紙面の関係で「次号のお楽しみ」みたいになってしまうわけです(^^)
「学級通信をなかなか書けない」という方には、このB5片面がお勧めです。画像を何枚か入れると、あっという間に出来上がります。
私は通信を書くことに負担感を感じません。そのわけの1つは「通信には、たくさんの話題を詰め込まない」ことにしているからです。
このブログでも何度か紹介してきた広島の八ッ塚実さんから「ネタは小刻みに」と教えてもらったからです。
よって、Bさんの秘密については…「次回のお楽しみ」です(^^)/