もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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受験生へのアドバイス「『雨だれ、石を穿つ』を越えよう」①

 11月になりました。中3生の担任をしていると、多くの子が自らの進路に真剣に向き合うようになってきます。

 通信でも後押しするには、前々回のブログ「読書の秋…私のお勧めは、「ビックマグナム黒岩先生」…よりは、むのたけじさんの「たいまつ」かな(^^) - もへちゃん先生の学級通信」で紹介した「雨だれも続けば、石にだって穴をあける。そんなことで楽観すれば、穴が指一本はいるにすぎない寸法であることに悲観する…」を使います。

 「たいまつ」の原文をそのまま紹介するのもいいのですが(前々回のブログで紹介した通信はそうでした)、自分自身の言葉になおして語るのもいいものです。

 そこで今回は、2018年1月10日、中3生に対して発行した学年通信を紹介します。

試練

 2018年がスタートした。そして今日は冬休み課題テストだった。
 2018年は、君の人生にとって、試練の年だ。

  • ◯◯高校◯◯◯入試 1月18日(木)まで、あと8日
  • ◯◯高校◯◯◯入試 1月19日(金)まで、あと9日
  • 私立高校 専願入試 1月23日(火)まで、あと13日
  • 私立高校 一般入試(福岡地区前期) 2月2日(金)まで、あと23日
  • 県立高校・市立高校 推薦入試 2月6日(火)・7日(水)まで、あと27日
  • 私立高校 一般入試(福岡地区後期) 2月10日(土)まで、あと31日
  • 高専 一般入試 2月18日(日)まで、あと39日
  • 県立高校・市立高校 一般入試 3月7日(水)まで、あと56日

 そして卒業式 3月9日(金)まで、あと58日

 

 雨だれも続けば石に穴を開けることができる。継続は力なりってやつだ。

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 しかしこれが君の試練突破にあてはまるだろうか。

 

 「雨だれ、石を穿つ」=「努力を続けてきたから」と安心していたら、指が通るくらいのその穴の小ささを知った時、「こんなんじゃダメだ」とがっかりする。指が通っても身体が通らなければ、「突破」はできない。

 「今までしたことがないくらいコツコツがんばってきたから、努力は報われるはずだ」…そんな楽観的な考えが通らないから「人生の試練」なんだ。

 残りの日々がわずかになった今こそ、雨ではないものが必要だ。どんな小さな穴であろうと、そこに火薬をつめることだ。2017年の間に続けてきた「受験勉強」という努力でできた「石の穴」に火薬をつめて、石そのものを爆破しよう。自分自身の進路を自分の力で突破しよう。

 残された日々をそれにあてよう。
 まずは「私立入試 全員合格!」を目指して、2018年をスタートしよう。

 紹介した通信は1月に発行したものですが、本来なら「コツコツ継続するだけじゃダメだ。火薬をつめろ」ってアドバイスは1月では遅いと思います。この年は個人的にいろいろあったので、こんな遅い時期にこの通信を書く羽目になってしまいました。

 では「雨だれ、石を穿つ」を越える「火薬」とはいったい何か?

 次回、乞うご期待!