もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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1月17日…阪神淡路大震災 あれから25年。発展したこと、停滞したままのこと

 1995年1月17日早朝に阪神淡路大震災が発生しました。

 当時、私は31歳。

 物心ついてからその歳まで、地震や台風等、それなりにありました。

 しかし、阪神淡路大震災は、それまでの私が見聞きしたことがないほどの大災害でした。

 今回、紹介する通信は、阪神淡路大震災について書いた1995年1月19日に発行の「学級通信No.43」です。

兵庫南部地震

記録40

 地震の怖さがよくわかりました。

 小さい頃住んでいたところです。

 (数年前まで住んでいた神戸があのようになるとは…。こわいですね お母さんより)

 

 ついに死者が3000人を超えた。

 僕は31年間生きてきたけど、こんな大災害は見たことも聞いたこともない。

 ドラマでもない

 遠い国の出来事でもない

 本当に3000人もの人の命が、おとといの早朝(僕たちが寝ているとき)奪われたのだ。

 

 人間1人の命はとてつもない重さを持っている。

 残された者の悲しみがそれを証明している。

 それなのに、今回の地震では3000人を超える人が死んでしまった。

とんでもないことがおこってしまった

 

 僕の友だちの◯◯は、現地で救助活動に参加している。

 僕は何ができるのだろう。

 君は何ができるのだろう。

 

 自分自身が歯がゆいのだ、今、何もできない自分が。

 「生きるための力をつける」学校に勤めているのに…

 

 昔、生徒にこんなふうに語ったことを思い出した。

「天災(地震津波、火山の噴火…)で人は死ぬことがある。一方で、戦争や対立で死ぬ人もいる。

 天災はどうしようもないが、戦争や対立は僕たち人間の知恵で避けられるのだ。そのために勉強をしてるんだ。」

 

 でも、今度の地震での様子をニュースで見てて、

「天災はどうしようもない」とは言えないと感じた。

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Wikipediaより引用
  • 壊れないマンションが作れなかったのか
  • 壊れない高速道路が作れなかったのか
  • 火事をすぐに消せなかったのか
  • 瓦礫から人を助け出す時間をもっと短縮できなかったのか
  • 地震を予知できなかったのか

  

 人の命を守る

 そして自分の命を守る

 そのためにしなくてはならないことがたくさんあるのだ。

 君たちの将来にかかっている。

 

 阪神淡路大震災の犠牲者は最終的には6000人を超えました。

 この通信を書いていた時は、日が経つにつれて被害者数がどんどん増えてました。

 ちなみに、通信の表題が「兵庫南部地震」なのは、起こった地震をなんと呼ぶか、まだ統一見解が出される前だったからです。

 

 通信では

「今、何もできない自分が歯がゆい」

と書いてます。

 個人として何をしたらいいのか、わからなかったからです。

 しかし、生徒会指導の係でしたので、生徒会執行部の子たちと話し合い、「まず募金をしよう」ということになりました。

 すぐに職員の運営委員会で了承をもらいました。

 並行して書記の子に生徒会だよりを書いてもらいました。

 1月17日早朝に起こった地震

 その2日後に生徒会だよりは全校に配布されました。

 私が担任してたクラスでは、1月19日の帰りの会で、今回紹介した「学級記録No.43」を読んだ後に、募金を呼びかける生徒会だよりを配布しました。

 

 通信では

「人間1人の命はとてつもない重さを持っている。残された者の悲しみがそれを証明している。」

と書いています。

 この当時、私はこの言葉を頭で理解しているだけでした。

 今は違います。

 2年前、娘を亡くしました。

 娘の命はとてつもない重さを持っていました。

 医者からは「折り合いをつけなきゃ」と言われますが、未だに折り合いをつけることができないままです。

 

 通信では、

「 人の命を守る。そして自分の命を守る。そのためにしなくてはならないことがたくさんあるのだ。君たちの将来にかかっている。」

と書きました。

 当時の子どもたちはもう社会人ですが…まだ社会を変えるほどの影響力は持ち得てないかな?

 当時の子たちを含んだ私たちは、阪神淡路大震災を教訓として、社会全体が悲劇を減らすための様々な発展を遂げているように思います。

 例えば建築基準法改正とか、スマホによる緊急地震速報とか、迅速な避難所開設とか…。

 心強いことです。

 

 さて、思うにこの頃以降、地震津波、台風等、自然が牙をむくことが多くなったように思います。

  津波や台風については、地球温暖化が原因とも言われています。

 グレタさんをはじめたくさんの人が呼びかけているにも関わらず、経済優先主義の大人たちは変わる気がさらさら無さそうなのが気がかりです。

 

 一方、地震については、マグニチュード8~9クラスの南海トラフ地震が30年以内に起こる確率が70~80%と言われ、様々な被害予想が出されています。

 気がかりなのは地震国である我が国には、54基の原子力発電所(2020年1月現在、稼動中は9基)があること。

 そして、様々なところが出した被害予想の多くは、原子力発電所の事故には触れていないのだそうです。

 経済主義優先の大人への忖度なのか

 原子力発電が、輸入にたよっているエネルギー問題を解決するための国策だからか

 理由は私にはわかりませんが、とても気がかりです。

 

 ある方のブログには、

日本には大量のプルトニウム保有しており、原子力発電所を稼働し続けなければ『日本は核保有を企図しているのではないか』という疑いの目を世界から向けられる」

と書かれていました。

 「将来の核武装のための原子力発電所」というのは聞いたことありますが…まさかねぇ