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夢を叶える

 今日は、大学時代に入っていた部活のOB会が博多でありました。

 現役の主将が「今年の4月、新入部員をたくさん入れるためにまずスローガンをつくりました。『夢を叶える部活』としました。小学校の目標みたいだと仲間から言われました」と話していました。しかしスローガンをつくったからか、今年のOB会にはたくさんの1年生がいました。

 懇親会で、前年度主将を務めた4年生の人に教員採用試験のことを尋ねると「今はバックパッカーとして世界を見に行ってます。今度は中国に…」と話してくれました。「世界を見に行くんなら確かに今やね」と返しました。目がキラキラ輝いていました。

 OB会の最後は20代主将を務めた熊本健吾さんが挨拶をしました。挨拶の中で「上京して『築地の健吾』という芸人をしています」と言ったのでびっくり!!!

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応援します!築地の健吾さん!!

 OB会で、夢を叶えたいと前向きにとりくんでいる若者たちにエネルギーをもらいました。

 

 そこで今日は、昨年度3年生に向けて書いた学年通信から「進路を考える」を紹介します。

 

 

進路を考える

 今日はこの後、親子進路学習会です。
 今日使う資料の2ページには「進路を考える」とは「自分の未来の姿を考えて、進む道を選んでいくもの」と書かれています。

 高校には「普通」「工業」「商業」「体育」「家政」「農業」「水産」「芸術」「総合」…と言った科やコースがあります。
 例えば工業科の中でも「電子」「電気」「建築」「自動車」「機械」…とコースが分かれています。
 そんな中から何を選べばいいのでしょう。

 「高校を選ぶ」ということは「自分の将来を考える」ことと同じです。
 高校を出て、その後、どうするつもりなのか。
 将来、どんな仕事に就いて、生計を立てていくつもりなのか。
 目標がはっきりしていれば、高校選択に迷うことはなくなります。

 「えー、将来の仕事なんてまだ決められない」と思う人もいるでしょう。
 保護者の方も「私も中3の頃、決められなかったから、この子が将来のこと決められないのもわかります」と言われるもいらっしゃいます。

 ところが…
 学年だよりミニ32号、33号で書いてきたように、あなたたちが就職するころの日本は、今までと違ってくると会社(財界・産業界)や政府は予想しています。そしてその予想は、たぶん当たります。
 この数年間の過ごし方次第で、自分がやってみたい仕事・自分の才能を活かせる仕事に就けるか就けないかが決まります。今までどおりではヤバいのです。

 近い将来、大卒(大学卒業の略)だろうが、高卒(高校卒業の略)だろうが、就職試験で会社が見るのは
 「自分で自分の人生をどうしたいかを考えて目標を設定し、その目標に努力してきたのかどうか」
ということになります。                         

 さて、以前、私のクラスに○○さんという子がいました。
 彼女は舞妓さんになりたいという目標を持っていました。

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この人が○○さんではありません。イメージ映像です

 ある日、私に「舞妓さんになるにはどうしたらいいですか」と聞いてきました。
 「そんなこと知らんぞ。でもアドバイスならできる。舞妓さんが所属するところを『お茶屋さん』というらしい。京都のお茶屋さんの電話番号を調べて『舞妓さんになるにはどうしたらいいですか?』と聞いてみたら?本当になりたいんなら、それくらいできるはずよね」
 そうです。私は、彼女の本気度を試したのです。
 彼女は実行しました。そして自分で交渉して、中3の冬休み、修行の体験に京都へ行きました。
 修行はものすごく厳しかったそうです。立ち方、座り方、歩き方、挨拶の仕方、何から何まで怒られたと話してくれました。
 あまりの厳しさに彼女は悩みに悩みました。
 そして1月になりました。私は高校受験を進めました。もうほとんどの人は志望校を決め、願書も提出していました。このまま進路を決められずズルズル行くと、4月からどこにも行けなくなります。
 もちろん、修行するより高校に行く方が絶対楽だということは彼女もわかっていました。

 2月、彼女は私立高校に合格しました。でも彼女はまだ悩んでいました。このころ、おうちの方ともずいぶん話したそうです。

 そして結局、舞妓さんの道を選びました。
 卒業式の次の日、1人京都に旅立ちました。
 年賀状で「修行の厳しさに逃げ出したい」と書いてきた年もありました。

 ○○さんが卒業して数年後、ふと新聞を見ると「京都の観光PRのために舞妓さんが2人やってきた」という記事が載っていました。
 そのうちの1人が、○○さんでした。

 将来の目標を決めることはとても大変なことです。
 ○○さんは目標を決めることを悩みに悩み、おうちの方と何ヶ月も話し合いました。
 けれど決めた後の強さは目を見張るものでした。

 もちろんそんな人ばかりではありません。将来の目標を決められず「とりあえず普通科」を選んだ人もいます。
 けれどそんな人たちも、多くの普通科が高校1年の秋に行う「国立大か私立大か専門学校か就職か」というアンケート(わずか1週間ほどで提出)で、将来の方向を強制的に決めなければなりませんでした。
 「とりあえず普通科」という選択は、将来の目標の決定が1年ほど遅くなるだけなのです。

 ならばこの際、しっかり目標を決めて、その実現のためにがんばるほうが、絶対得です!

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私の好きな漫画 ドラゴン桜から

 

 

OB会の懇親会で1年生が話しかけに来てくれました。大学1年生というと18才。4年前は中学3年生です。「あのときの中3の子たちと同世代か~。あいつらもしっかりやりよるかな-?」と教え子のことを思いました。