もへちゃん先生の学級通信の資料置き場

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長崎での学び

ほぼ毎年、長崎の原爆犠牲者慰霊祈念式典に参列させてもらってます。

そこで感じたことや学んだことを「おみやげ通信」というA4サイズの通信にして、

買ったお菓子(たいていは安くて量が多くて個別包装してある「クルス」です 笑)を、f:id:toshioh:20190808212905j:image

おみやげ通信の右上にホッチキスで止めて

「読んでから食べてね」というメッセージを添えて、同僚の先生たちに配ってます。

 

今日1日の学びだと、国際労働組合連合(ITUC)会長アユーバ・ワバさんの話はバリよかったです(^ ^)

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と言っても英語で話してたので、私は手元にある日本語訳を読んでただけなんですけどね(笑)

 

そこで今日は、明日発行予定の「2019年度おみやげ通信」の記事の1つになるであろうアユーバ・ワバさんの話を紹介します。

 


1945年に日本の人々に対し
核兵器が使用されたことにより起きた、想像を絶する損失と人びとの苦しみに対し深い哀悼の意を表します。
原爆はあまりにも多くの命を無差別に奪いました。さらにその後の世代においても、今なお苦しんでいる方々が数多くいます。そのような大量殺戮は決して許されるものではありません。
犠牲者に紛争の責任はありません。にもかかわらず、その代償を自身の健康や命、もしくは親族で払っているのは、そういった犠牲になった人々なのです。
(中略)
残念ながらというべきか、被爆者の方々の証言が極めて重大なものであり続けています。74年の時を経てもなお、このような悪と対峙し続けているのは恥ずべきことです。私たちは、被爆者の方々が払った犠牲から未だ学んでおらず、これは被爆者の方々に対して大変失礼なことです。
今日、多国間体制はまたも不安定で、核兵器が未だに存在しています。国連軍縮研究所は今年初めに、核兵器使用のリスクがこの数十年間でもっとも高まっているとの警告を出しました。『原子力科学者会報』「週末時計」は午前0時、世界の終わりまで残り2分前にまで進められました。これは冷戦の緊張が最も高まった時以来、最も終末に近づいているのです。
(中略)
現在、兵器用核物質が約40カ国に貯蔵されており、その総量は2000トンを超えています。広島に惨禍をもたらしたものと同じサイズの原爆を4万発もつくれる量です。
(中略)
国際労働運動からのメッセージははっきりとしています。直ちに、私たちの社会から核兵器をなくさなければなりません。この人道性から逸脱したものが私たちを滅ぼす前に、私たちのほうから終止符を打つ必要があります。
(中略)
私は、国際労働運動を代表する立場としてここに立っておりますが、少し地域レベルのお話をすることをお許しください。
南アフリカ共和国は、かつてアフリカで唯一核兵器保有したことのある国です。1991年に核不拡散条約を批准し、ネルソン・マンデラアフリカ民族会議(ANC)が政権を手にするとほどなく、紛争を平和的に解決するという信念の表れから、核開発計画の廃止に乗り出したのです。私は南アフリカ共和国のリーダーシップを称賛するとともに、誇りを持って、今日「アフリカ大陸に核兵器はない」と申し上げます。
(中略)
仲間のみなさま、軍備を縮小しない限り、平和を構築することはできません。
私たち全員の固い決意によってのみ、状況を変えることができます。
労働組合は、核の恐怖に終止符を打ち、連帯をもとに行動を、と世界へ呼びかけます。
私たちは声をそろえて訴えます「2度と繰り返さない」と。

 

 

アユーバさん以外にも

被爆者の証言として登場された奥村アヤ子さんf:id:toshioh:20190808212431j:image

核兵器をめぐる最近の国際情勢」を、すごくわかりやすい言葉で、熱く語ってくれた長崎大学核兵器廃絶研究センターの吉田文彦さんなんかは、おみやげ通信の記事候補です

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